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哀れなるものたちいつからいつまで?ネタバレ考察・キャスト相関図ロケ地まとめ

“哀れなるものたち”は、映画界で注目を集める作品です。ヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再び手を組み、アラスター・グレイの同名小説を映画化。この映画は、2023年の第80回ベネチア国際映画祭で最高賞を受賞し、第96回アカデミー賞で複数部門にノミネートされるなど、公開前から大きな話題を呼んでいます。あらすじやストーリーに対する関心も高く、私自身もそのネタバレが非常に気になっています。この記事では、映画の深掘りを通じて、より豊かな鑑賞体験を提供することを目指します。

目次

哀れなるものたち作品名概要

原作: アラスター・グレイのゴシック小説『哀れなるものたち』
脚本: トニー・マクナマラ
監督: ヨルゴス・ランティモス
主演: エマ・ストーン, ウィレム・デフォー, マーク・ラファロ
上映開始時期: 2024年1月26日
制作会社: ディズニー
受賞: 第80回ベネチア国際映画祭 最高賞金獅子賞、第96回アカデミー賞複数部門ノミネート

この映画は、不幸な若い女性ベラの命を救った天才外科医ゴッドウィン・バクスターとの奇妙な物語です。彼女は、新たな視点から世界を見るため、大陸横断の旅に出ます。この作品は、その斬新なストーリーテリングと、時代を超えたテーマで注目を集めています。

哀れなるものたち作品あらすじ

ベラは自ら命を絶つが、ゴッドウィン・バクスターによって蘇生されます。彼女は新生児の目線で世界を見つめる大人として、偏見から解放され、平等や自由を学びます。この旅は、彼女にとって驚くべき成長の機会となります。

哀れなるものたち要点・みどころ

  • エマ・ストーンとウィレム・デフォーの演技力
  • ヨルゴス・ランティモスの独特な演出
  • 時代の偏見を超えたテーマ
  • 蘇生された女性の視点から描かれる世界

哀れなるものたち感想・口コミレビュー

2024年1月28日に109シネマズ湘南で観ました。常日頃から新作映画などチェックをするようにしているのですが、ヨルゴス・ランティモス監督/エマ・ストーン主演の映画が製作されるという時点でずっと気になっていたのです。特にポスターが発表されてからはそのビジュアルに惹かれ公開されたら絶対に観に行くぞ、と意気込んでいました。

当日の映画館は家族やカップルで賑わっていましたが、皆さんは違う作品が目当てのようでした。スクリーンのある部屋に入ったら私が一番乗りでしたから。そのうちお客さんはくるだろう、なんてのんきに待っていましたがぽつりぽつりと入ってくるだけでした。
チケットは当日に慌てたくないのでネットで購入しました。やはりネット購入だと映画館に着いてからもゆっくりできるのでおすすめです。ちなみに上映間際に慌てたくないという気持ちが強いのでポップコーンなども購入しません。あのあま~い香りに何度も心は折れかけていますが。

座席は必ず端っこが定位置です。途中で気分が悪くなったり、お手洗いに行きたくなったりと上映中は何が起きるか分かりません。他の観客の方のご迷惑にならないよう端っこは死守します。当時はまだアカデミー賞が発表されていなかったのと、ヨルゴス・ランティモス監督作品はファミリー向けではないからなのか劇場内はガラガラでした。一人で来た方や、年配のご夫婦が多い印象でした。

正直なところ観終わってすぐは全く感想が出てこなかったです。とんでもない作品を観てしまった、と。ただそれだけでした。グロテスクなシーンやセクシャルなシーンがとんでもなく多かったので。時が経ち、少しずつ咀嚼していったことでようやく“哀れなるものたち”受け入れることができました。
初めは何も知らない赤ちゃんだったのにどんどん賢く大人になっていくベラ。そんな賢くなっていく姿が気に喰わないダンカン。ベラを恐怖で支配する元夫。最後は父のようであったゴッドも初めは彼女を実験台としました。このように弱い女性の優位に立ちだがる男性という構図はなにも映画だけでなく、現実世界にもうじゃうじゃと潜んでいます。気づかないうちに私自身もこの構図の上に立たされているのでは、私を搾取されているのではないか、と少し怖くもなりました。ですが知を求めること、そのためには冒険を恐れないこと、これらが自分を救う唯一の方法である、とベラが教えてくれたような気がします。そして私自身は私だけのものであるということも。
果たしてタイトルの“哀れなるものたち”は一体誰のことたちなのでしょう。ダンカンは言うまでもなく哀れでしたし、ベラの元夫も同じように哀れでした。しかし本当にこの二人だけなのでしょうか。ラストはベラが庭で優雅にお酒を飲んでいます。動物のように変わった元夫を見ながら。ふとこの構図、先ほど挙げた”弱い女性の優位に立ちだがる男性”の逆バージョンなのでは?と思ったのです。結局、男女関係なく人は誰かの優位に立ちたがるのかもしれません。「哀れなるものたち」はそんな人間の不条理さも表現しているように思いました。
また、衣装についてもとても興味深かったです。誇張されたパフスリーブ。何重にも重なったフリル。優しい色をしたパステルカラー。全体的にクラシカルなのですが、どこか前衛的でもあります。これらのファッションはベラの女性性を表しているのでは、と思いました。極端な話ですが、これがTシャツにデニムパンツという男性っぽい恰好でしたら女性であるが故の苦悩がうまく伝わらないと思うのです。ここはあえて女性っぽさを前面に出したような気がします。
この作品は好き嫌いがかなり分かれる作品だと思います。私も観終わってすぐは何だったんだ…と、あまり好きにはなれませんでしたし、少し経った現在ももう一度観たいとは到底思えません。ただ、確実に言えるのは観て良かったと思える作品でした。内容自体は尖っていますが、実は至って普遍的な、現実世界でもあり得る話です。また衣装や美術に関しては今までに観たことのない美しさでした。初めは観るのを躊躇すると思いますがベラのように“冒険”をしてほしいですね。

 

哀れなるものたち原作・脚本

原作のアラスター・グレイは、スコットランドの作家で、ゴシック小説『哀れなるものたち』で知られています。脚本を手掛けたトニー・マクナマラは、『女王陛下のお気に入り』での鋭い対話とキャラクター描写により高い評価を受けています。

哀れなるものたち監督

ヨルゴス・ランティモスは、その独特な映像美とストーリーテリングで知られ、『女王陛下のお気に入り』や『ザ・ロブスター』で国際的な賞を多数受賞しています。

哀れなるものたち試写会、舞台挨拶、上映日時

具体的な試写会や舞台挨拶のスケジュールは公開されていませんが、通常、映画の公開に先駆けて主要都市で行われることが多いです。上映日時は2024年1月26日からとなっています。

哀れなるものたち登場人物

ベラ

純粋無垢で自由奔放な若い女性。エマ・ストーンが演じます。

ゴッドウィン・バクスター

風変わりな天才外科医。ウィレム・デフォーが演じます。

ダンカン

放蕩者の弁護士。マーク・ラファロが演じます。

この映画は、個性豊かなキャラクターと、彼らが織りなす複雑で魅力的な物語によって、観客を引き込みます。

哀れなるものたち撮影

撮影期間やロケ地についての具体的な情報は公開されていませんが、イギリスの美しい風景が背景になっていることが予想されます。

哀れなるものたち感想

この映画は、フランケンシュタインの女性版に相当すると言われるほどの魅力的なストーリー展開で、見事な映像美で知られています。

私がこれを映画館で鑑賞した際、その豊かな内容に大いに感銘を受けました。後に、友人との話し合いを経て、共にこの映画を観に行くことに決めました。昼食を共にした後、私たちは有楽町駅から歩いて行けるTOHOシネマズ・シャンテへ向かいました。

劇場の年齢層は?

映画は18歳以上の年齢制限が設けられており、上映前の雰囲気は落ち着いていました。混雑をあまり心配していなかったものの、ランチ後であったため、劇場内での食事や飲み物の購入は控えました。女性客が目立ち、チケット購入もスムーズでした。

上映時間は約一時間半と短めで、晴れた日には映画館へと時間通りに到着することができました。他の観客との間隔が確保されていたため、私たちは前の方の中央の席を選びました。成人向けの内容が多かったため、見知らぬ人と距離を置いて視聴する方が適していると感じました。平日の昼下がりであったため、館内は空いており、映画に没入することができました。

哀れなるものたち映画をみた感想と評価

物語は、外科医師で研究者のゴットが知的障害を持つ女性ベラを自宅にかくまうところから始まります。

そんなある時、妊娠中の女性ヴィクトリアが自殺を図りますが、その遺体をゴットが発見。ヴィクトリアと彼女の未生の子を研究のために利用することを決めます。

蘇生手術を経て、ヴィクトリアは生き返ります。

一方で、ゴットの助手で医学生のマックスはベラと結婚しますが、彼女は知性を取り戻し、ダンカンと駆け落ちします。

ダンカンに裏切られたベラはパリへの旅の中で様々な人々と出会い、人生について学びます。ゴットの病気を知ったベラは研究所へ戻り、自身の出生の真実と医学への関心を知ります。物語はヴィクトリアが過去の暴力から逃れるために自殺を図ったことを思い出し、復讐を計画するところで高まります。

この映画は速いテンポで展開し、登場人物間の複雑な関係が際立っています。

初めは主人公ベラ(ヴィクトリア)の役割に迷いがありましたが、物語が進むにつれ、女性が直面する社会的な脆弱性と、それを乗り越え成長する姿が描かれ、力強いエンディングを迎えます。これは、成熟した観客に向けた、女性の視点から見た非常に見応えのある作品です。

哀れなるものたちまとめ

“哀れなるものたち”は、ヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンの再タッグによる、期待を裏切らない傑作です。その斬新なストーリー展開と、深いテーマ性が見どころであり、映画愛好家だけでなく、幅広い観客に推奨できる作品です。

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